母の日が近づくたびに、「今年はどんなプレゼントを贈ろう?」と悩む方も多いのではないでしょうか。特に90歳のお母さんへの贈り物となると、「体に負担のないものがいいかな」「思い出に残るものがいいな」など、考えることもたくさん。
でもご安心ください。本記事では、90歳という節目を迎えたお母さんにぴったりの、やさしさと感謝が伝わる母の日プレゼントをたっぷりご紹介します。体にやさしい食べ物から癒しグッズ、思い出を形にするアイテムまで、心がほっとする贈り物のヒントがきっと見つかりますよ。
- 健康や体力に配慮したギフトを選ぼう
- 思い出を大切にできるプレゼントの価値
- 高齢者でも使いやすいアイテムのポイント
- 介護が必要な場合におすすめのギフト例
- プレゼントと一緒に贈る「時間」の大切さ
- 嚥下(えんげ)しやすいお菓子やスイーツ
- 体調管理に役立つ栄養たっぷりの食品
- お祝い感のある見た目も華やかな和菓子・洋菓子
- 一緒に食べられる喜びを共有できるギフト
- アレルギーや持病に注意した選び方
- ふわふわのブランケットやクッション
- 肌に優しいオーガニックのボディケア商品
- 自宅で使えるマッサージ器やフットケアアイテム
- 季節を感じるお花やアロマグッズ
- 名前入りのオーダーメイドグッズ
- フォトアルバムや写真立てに思い出を詰めて
- 子どもや孫のメッセージ入りの手紙や色紙
- オリジナルの手作りギフトのアイデア
- 家族写真をプリントしたグッズの魅力
- 昔の写真をデジタル化して残す方法
- 自宅で楽しめる出張マッサージや美容サービス
- 近場のおでかけ・日帰り旅行のプレゼント
- オンラインで楽しめる趣味・講座の提案
- お孫さんとのビデオ通話時間をプレゼント
- プレゼントに添える感謝のメッセージの力
- まとめ
健康や体力に配慮したギフトを選ぼう
90歳という年齢は、体力や健康面に特に気を配る必要がある時期です。そんな大切なお母さまにプレゼントを贈る際には、「体に負担がかからない」「使いやすい」「安全性が高い」といった点を意識することがとても重要です。
たとえば衣類や室内履きなどは、軽くて着心地がよく、転倒しにくい工夫がされているものを選ぶと安心です。最近では、滑り止めのついたルームシューズや、着脱がしやすい前開きのカーディガンなど、高齢者向けに設計された商品が多く販売されています。
また、腰や膝などに痛みがある方には、クッション性に優れた座布団や、立ち上がりをサポートする椅子なども人気です。これらの実用品は、日常生活の質をぐっと上げてくれるので、プレゼントとしてもとても実用的です。
さらに健康をサポートするアイテムとしては、足湯グッズや低周波マッサージ器など、リラックスできる商品も喜ばれます。ただし、電化製品を選ぶ際には「操作が簡単」「説明書がわかりやすい」といった点も確認しておきましょう。
お母さんの体調や生活スタイルを思い浮かべながら、「毎日の暮らしを少しでも快適にする」ことを目的としたプレゼント選びが、90歳のお母さんへの最高の贈り物になります。
思い出を大切にできるプレゼントの価値
90年という人生は、それだけで宝物のような思い出が詰まっています。その長い時間を一緒に振り返るようなプレゼントは、単なる物以上の価値を持ちます。たとえば、家族写真を使ったフォトブックや、昔のアルバムを一緒に見返せる時間も素敵な贈り物になります。
最近では、思い出を「形に残す」ことができるサービスも増えています。古い写真をデジタル化してDVDやUSBに保存するサービスや、写真に音声や動画を組み合わせて一つのストーリー作品に仕上げてくれるものも人気です。こうしたプレゼントは、お母さまがひとりで過ごす時間にも、家族との絆を感じられるあたたかい時間を提供してくれます。
また、「記念日新聞」など、90年前の誕生日に発行された新聞を再現してくれるギフトもあります。生まれた日の新聞を手に取ることで、人生の軌跡を振り返るきっかけになり、感動の涙を流す方も少なくありません。
大切なのは、「お母さんが歩んできた道のりを、ちゃんと見てきたよ」「今もこれからも感謝してるよ」という気持ちを形にすることです。物ではなく、心を贈ること。それが、思い出を大切にするギフトの最大の魅力です。
高齢者でも使いやすいアイテムのポイント
高齢になると、視力や手先の器用さ、記憶力などが少しずつ衰えていきます。ですので、プレゼントを選ぶときは「使いやすさ」にこだわることがとても大切です。
たとえば、シンプルな構造の湯たんぽや電気毛布、押すだけで使える電動ポットなど、操作が簡単で直感的に使える家電が人気です。説明書が大きな文字で書かれていたり、ボタンの数が少なく分かりやすいものは、使い勝手が良く、混乱を避けられます。
衣類や寝具を選ぶ際も、素材や重さを重視しましょう。重たい布団は扱いづらく、体に負担がかかることがあります。軽量で保温性の高い毛布や、肌に優しい綿素材のパジャマなどは、毎日使ってもらえるアイテムです。
さらに、補聴器や杖など医療・介護用品も、最近はデザイン性が高く、プレゼントとして選びやすくなっています。「使うことが恥ずかしくない」「おしゃれで持ちたくなる」ような商品を選ぶのがポイントです。
このように、使いやすさと安全性、そしてデザイン性をバランスよく考えたアイテムこそが、高齢のお母さんに本当に喜ばれるギフトとなります。
介護が必要な場合におすすめのギフト例
介護が必要なお母さまへのプレゼント選びには、特別な配慮が必要です。でも、「介護=味気ない」とは限りません。むしろ、日常の中に小さな楽しみや安らぎをプラスすることが大切です。
たとえば、車椅子用のひざ掛けや、柔らかくて肌触りの良いルームウェアは、見た目にも華やかで心も明るくなります。最近では季節ごとの柄や色を選べる商品も多く、ファッションを楽しむ気持ちを思い出させてくれます。
また、ベッドの上でも楽しめる塗り絵や大人のパズル、音楽が流れるぬいぐるみなどもおすすめです。認知症予防やリハビリに役立つ知育グッズも、「遊び」として楽しく使ってもらえるのが魅力です。
介護食を利用している方には、特別な日のための「ちょっと贅沢なやわらか食」のギフトセットもあります。見た目にも華やかで、普段と違う食卓を演出できます。
また、介護をしているご家族にも配慮し、「一緒に使える」「手入れが簡単」なグッズを選ぶことで、心のこもった気遣いを伝えることができます。相手の立場に立って選ぶプレゼントこそが、真心の伝わる贈り物になります。
プレゼントと一緒に贈る「時間」の大切さ
90歳のお母さんにとって、どんな高価なプレゼントよりもうれしいのが、「一緒に過ごす時間」です。ものより思い出。特別なギフトがなくても、ゆっくりおしゃべりをしたり、一緒にご飯を食べたりするだけで、その時間はかけがえのない贈り物になります。
母の日には、お母さんの好きなご飯を用意して、少しでも一緒に過ごす時間をつくりましょう。遠方に住んでいる場合は、手紙やビデオメッセージでも構いません。「ありがとう」「会いたいね」という一言が、お母さんの心を満たします。
また、最近はZoomやLINEを使った「オンライン帰省」も一般的になってきました。高齢のお母さんには最初は難しく感じるかもしれませんが、事前に準備して一緒に接続することで、安心して使ってもらえることも多いです。
大切なのは「気にかけているよ」「あなたを大切に思っているよ」という気持ちを伝えること。プレゼントはそのきっかけや手段であり、主役は“あなたの想い”です。
嚥下(えんげ)しやすいお菓子やスイーツ
90歳のお母さんに食べ物をプレゼントする際は、「飲み込みやすさ(嚥下のしやすさ)」がとても大事です。年齢を重ねると、のどの筋肉が弱くなり、固い食べ物やパサパサしたものは飲み込みにくくなることがあります。だからこそ、食べやすくて口どけの良いスイーツやお菓子は、安心して楽しんでもらえる贈り物になります。
たとえば、プリンやゼリー、ムース系のデザートはとても人気です。最近では、見た目も華やかで季節感を感じられる和風ゼリーや、フルーツ入りのジュレなど、贈り物としても喜ばれる商品が豊富にあります。これらは喉につかえる心配が少なく、冷やしておけば夏の暑い日にもぴったり。
また、やわらかく煮込まれた羊羹や、口の中で溶けるような焼き菓子もおすすめ。高齢者向けに開発された「やわらかスイーツ」や「介護用おやつ」も、味も見た目もこだわっていて、ギフト用パッケージで販売されているものもあります。
重要なのは、「見た目がおいしそうで、実際に安心して食べられるかどうか」。特に持病がある場合や食事制限がある方には、成分表示も確認しながら選ぶとより安心です。甘さ控えめなタイプや、糖質オフのスイーツも増えてきており、選択肢も広がっています。
体調管理に役立つ栄養たっぷりの食品
90歳になると、栄養バランスを保つことがますます大切になります。日々の体調管理をサポートするための食品ギフトも、母の日にはぴったりのプレゼントです。
まずおすすめなのは、栄養補助食品や健康志向のスープセットです。最近では、高齢者向けに栄養設計されたやわらかスープや、たんぱく質・カルシウムが強化された飲み物が多く登場しています。特に、食が細くなってきたお母さんにとっては、少量でしっかり栄養が摂れることが重要です。
また、国産野菜を使った無添加の煮物セットや、減塩対応の惣菜セットも人気です。保存がきく冷凍食品も多く、1品ずつ小分けになっているため、好きなタイミングで無理なく食べることができます。
最近は「おうちごはんギフト」として、有名レストランや老舗の味を自宅で楽しめるセットもあります。和食を中心に、優しい味わいのメニューは、懐かしさと安心感を届けてくれる贈り物になります。
そして忘れてはならないのが「飲み物」。カフェインレスのお茶や、黒豆茶、はとむぎ茶など、体にやさしい飲み物をセットにするのも喜ばれるポイントです。食べ物だけでなく、「飲み物とのセット」にすることで、より気の利いたプレゼントになります。
お祝い感のある見た目も華やかな和菓子・洋菓子
母の日という特別な日に贈るギフトは、やっぱり見た目も華やかで気分が上がるものが理想です。特に和菓子や洋菓子の詰め合わせは、箱を開けた瞬間の驚きや喜びがあり、「わあ、きれい!」という感動を引き出すことができます。
和菓子では、季節の花をモチーフにした練り切りや、桜・藤などの風景を表現した上生菓子など、まるで芸術品のような商品もあります。上品でやさしい甘さは、90歳のお母さんにもぴったり。美しいだけでなく、食べやすさにも配慮されているのが特徴です。
洋菓子では、フルーツ入りのゼリーやミニサイズのケーキ、焼き菓子の詰め合わせが人気です。特に母の日用に花のパッケージが施されたギフトボックスは、開けた瞬間の笑顔を想像しながら選ぶのが楽しくなります。
最近では「プリザーブドフラワー付きのスイーツセット」や「メッセージ入りのカステラ」など、特別感のある商品も登場しています。名入りのラッピングや、選べるメッセージカード付きなど、細やかなサービスも充実しています。
見た目の華やかさは、心を華やかにする魔法のようなもの。90歳の母の日にふさわしい、特別な日を彩る一品として、視覚でも楽しめるスイーツはとてもおすすめです。
一緒に食べられる喜びを共有できるギフト
母の日にプレゼントする食べ物は、「一緒に食べる」ことで、もっと特別なものになります。90歳のお母さんにとっては、誰かと一緒に食事をすることが、何よりもうれしい時間だったりします。
たとえば、ちょっと贅沢な和菓子セットや高級フルーツを選び、母の日の午後にお茶会を開くのも素敵な演出です。ご自身で用意してお母さんの家に持って行くのも良いですし、オンラインで同じ商品を注文して、一緒にビデオ通話をしながら食べるのも喜ばれます。
また、親子や孫と一緒に楽しめる「お取り寄せグルメ」や「冷凍スイーツ」もおすすめ。最近は、見た目がかわいいミニどら焼きや、色とりどりのカップデザートなど、世代を超えて楽しめる商品が増えています。
食べることは日常ですが、「一緒に食べる」というだけで、そこには特別な意味が生まれます。会話が弾み、笑顔が増え、心が近づく。そんな時間を届ける食べ物こそが、本当のギフトなのかもしれません。
アレルギーや持病に注意した選び方
食べ物をプレゼントする際に絶対に忘れてはいけないのが、「安全性」の確認です。90歳という年齢になると、アレルギーや持病の影響で、食べられないものや控えたほうがいい成分がある場合も多いです。
まずチェックしたいのは、アレルゲン表示。小麦、卵、乳、ナッツ類など、基本的なアレルギー物質については必ず表示があるので、しっかり確認しましょう。また、糖尿病や高血圧などをお持ちの場合は、「低糖質」「減塩」「ノンカフェイン」などの表記がある商品を選ぶのが安心です。
さらに、「医師から特定の成分を控えるように言われている」という場合もあるので、事前にご家族や介護者と確認を取っておくことをおすすめします。
最近では、「健康に配慮したギフト商品」も多くなり、ラベルに「高齢者対応」や「介護食にも適応」などの記載があるものも出てきています。こうした表示を参考に、安全かつおいしいものを選ぶことで、プレゼントに対する安心感も高まります。
心を込めて選んだものだからこそ、「安心して食べてもらえるか」は一番大切なポイント。相手を思いやる気持ちを、こうした細やかな配慮に込めて届けましょう。
ふわふわのブランケットやクッション
高齢のお母さんにとって、日々の暮らしの中で「ほっと一息つける瞬間」を作ってあげることはとても大切です。そんなやさしさを形にした贈り物の代表格が、ふわふわのブランケットやクッションです。
90歳という年齢では、体温調整が難しくなってくる方も多く、特に手足の冷えに悩むことが少なくありません。そこで、肌触りが良くて軽く、あたたかいブランケットは一年を通して重宝されます。電気毛布と違い、電源も必要なく、どこでも使えるのが魅力です。
また、クッションも「ただの座布団」ではなく、腰や背中をしっかり支えてくれる低反発タイプや、体圧分散機能のある商品が喜ばれます。最近では、お花の形をしたクッションや、可愛い動物型のぬいぐるみクッションなど、見た目にも癒されるデザインが人気です。
ちょっとしたひと手間で、ラッピングを花柄にしたり、母の日用のメッセージタグをつけると、それだけで一気に特別感がアップします。こうしたふんわりアイテムは、心も体もあたためる力がある、まさに“癒しギフト”の定番と言えるでしょう。
肌に優しいオーガニックのボディケア商品
高齢になると、肌の乾燥やかゆみが出やすくなり、スキンケアへの関心も高まります。そこで注目したいのが、「肌にやさしい」「自然素材」で作られたボディケア商品です。
オーガニック素材を使用したハンドクリームやボディローションは、刺激が少なく香りも穏やか。特にシアバターやホホバオイル、アロエベラなどが配合された商品は、肌への保湿効果も高く安心して使ってもらえます。合成香料や着色料を使っていない商品を選べば、敏感肌の方にもぴったりです。
また、パッケージがおしゃれで高級感のあるものも多く、プレゼントとしての見た目も◎。母の日用に限定パッケージが登場するブランドもあるので、タイミングを見て選ぶのもおすすめです。
贈るときには「これで毎日少しでもリラックスできる時間が増えたらうれしいな」というメッセージを添えて。日々の中で“自分をいたわる時間”を届けられる、心づかいあふれる贈り物になります。
自宅で使えるマッサージ器やフットケアアイテム
毎日がんばってきた90歳のお母さんに、体をいたわるアイテムを贈るのもとても喜ばれます。特に、自宅で簡単に使えるマッサージ器やフットケアグッズは、「気持ちいい」「楽になる」と大好評の癒しアイテムです。
首・肩用のマッサージ器は、操作が簡単で軽量なものを選びましょう。最近では、ボタンひとつで自動モードに切り替えられる商品や、ヒーター機能付きで血行促進をサポートするタイプもあります。リモコン付きやコードレスのタイプだとさらに使いやすくて◎。
フットケアでは、足を入れるだけの足湯マシンや、振動式のフットマッサージャーが人気。冷えやむくみが気になる方にはとくにおすすめです。足裏からの刺激はリラックス効果も高く、「1日の終わりの楽しみ」として習慣化してもらえるかもしれません。
こうしたアイテムを贈るときには、「お母さん、いつまでも元気でいてね」「少しでも体が楽になりますように」といったメッセージを添えることで、ただの機械ではなく“愛情のこもったギフト”に変わります。
季節を感じるお花やアロマグッズ
お花はどんな世代の女性にとっても心を癒す魔法のような存在です。90歳のお母さんにも、季節を感じる美しい花を贈って、心を明るくしてもらいましょう。母の日といえばカーネーションが定番ですが、最近では紫陽花やバラ、季節のミニブーケも人気です。
また、長く楽しめるプリザーブドフラワーやハーバリウムなどは、水やり不要で管理が楽なので高齢者にもぴったり。小さめのフラワーアレンジメントは、テーブルやベッドサイドに飾れて、お部屋全体の雰囲気もやさしくなります。
加えて、アロマディフューザーやお香などの香りアイテムもおすすめ。ラベンダーやカモミールなどリラックス効果のある香りを選ぶと、眠りが浅いお母さんにも安心して使ってもらえます。
「目でも楽しめて」「香りでも癒される」ギフトは、五感を刺激してくれる贈り物。心の底からリラックスできる空間づくりをサポートしてくれる、そんな思いやりを込めて選んでみてください。
名前入りのオーダーメイドグッズ
「世界にひとつだけ」の贈り物は、特別な喜びをもたらします。そこでおすすめなのが、お母さんの名前や感謝の言葉を入れたオーダーメイドグッズです。
たとえば、名前入りの湯のみやタンブラー、木製のスプーンや箸など、実用性もありながら記念になるアイテムが人気です。手書き風のフォントで名前が刻まれていたり、メッセージが彫られていたりすると、それを見るたびに笑顔になってもらえるはずです。
また、写真入りのクッションや時計、手鏡など、毎日使える雑貨に「家族の思い出」が込められていると、プレゼントの価値がぐっと上がります。最近はスマホから簡単に写真や文字を送って注文できるサービスも増えているので、気軽にオーダー可能です。
贈る際には、「お母さん、世界にたったひとりのあなたへ」という気持ちを伝えて。名前や写真は、“あなただけを想って選んだ”という証。シンプルなアイテムでも、深い感動を呼ぶ一品になります。
フォトアルバムや写真立てに思い出を詰めて
90歳のお母さんにとって、家族との思い出は何よりの宝物です。そんな思い出を形にして贈れるのが、フォトアルバムや写真立て。見返すたびに笑顔になれる、心のこもった贈り物です。
アルバムを作るなら、ただ写真を並べるだけでなく、写真の下にメッセージを書いたり、シールや飾りをつけてカスタマイズすると、見ていて楽しくなります。最近では、スマホで簡単に注文できる「フォトブックサービス」も人気で、プロ並みに美しく仕上がるのでギフトにも最適です。
また、お気に入りの1枚を写真立てに入れて贈るのもおすすめ。木製やガラス製など素材にもこだわった写真立ては、インテリアとしても素敵で、寝室やリビングに飾るだけで空間がパッと明るくなります。
「昔の家族旅行」「お孫さんとの笑顔」「若い頃のお母さん」など、テーマを決めて写真を選ぶと、より思い出深いアルバムになります。「お母さんの90年の歩みをたどる写真集」なんていうのも感動的ですね。
思い出を「目で見える形」にすることで、心にも温かな余韻が残ります。時間をかけて丁寧に作ったその気持ちが、何よりのプレゼントになるのです。
子どもや孫のメッセージ入りの手紙や色紙
言葉には、人の心をやさしく包みこむ力があります。特に、大切な家族からの手紙やメッセージは、何年経っても色あせない感動を与えてくれます。90歳のお母さんへの母の日の贈り物には、子どもや孫からの「ありがとう」をつづった手紙や色紙もぜひ加えてみてください。
小さなお孫さんなら、手描きの似顔絵や「おばあちゃん、だいすき!」の一言でも十分感動を呼びます。字が書けない年齢なら、親が代筆してもOK。一緒に描いた絵や折り紙などを添えるだけで、世界にひとつだけのアートになります。
大人の子どもからは、普段なかなか言えない感謝の気持ちを一言でも伝えると、お母さんの心に深く残ります。「元気でいてくれてありがとう」「昔こんなことがあって嬉しかった」など、エピソードを交えて書くとさらにあたたかみが増します。
メッセージ色紙を使えば、家族全員の寄せ書きもできます。1人ひとりの想いが詰まった一枚は、何度も読み返したくなる宝物に。部屋に飾っておけば、離れて暮らす家族の温もりをいつでも感じてもらえるはずです。
オリジナルの手作りギフトのアイデア
手作りのプレゼントには、既製品にはない“ぬくもり”と“想い”が詰まっています。高価なものでなくても、時間と気持ちを込めて作ったオリジナルギフトは、90歳のお母さんにとって忘れられない贈り物になるでしょう。
たとえば、手作りのエコバッグやポーチ。ミシンが得意なら布小物を、自信がなくても「アイロンで貼るだけ」のキットなども販売されており、手軽に挑戦できます。好きな色や模様を考えて選ぶその過程も、楽しい時間になります。
他にも、手作りのレシピブックや、家族の写真を使ったカレンダーなども人気。特に季節感を取り入れたアイテムは、1年を通じて楽しんでもらえる工夫ができて◎。
お孫さんと一緒に作った作品なら、さらに感動も倍増。「一緒に作ってくれた」という思い出もプレゼントの一部になります。
大切なのは、上手・下手ではなく、「お母さんのために作った」という気持ち。その心がまっすぐに伝わるのが、手作りギフトの最大の魅力です。
家族写真をプリントしたグッズの魅力
思い出を“日常使いできる形”にして贈るのも、最近の母の日ギフトのトレンドです。特に、家族写真をプリントしたオリジナルグッズは、実用性と感動を兼ね備えたおすすめアイテムです。
たとえば、写真入りのマグカップやクッション、タオル、エプロンなど。日常的に使うものに家族の笑顔がプリントされていると、使うたびに嬉しい気持ちになります。写真の他に「お母さんありがとう」などのメッセージを入れることもできて、オリジナリティも抜群。
最近では、ネットで簡単に注文できるサービスも多く、スマホにある写真を選ぶだけでオーダーできる手軽さも魅力です。商品によっては、ギフトラッピングやメッセージカードもセットになっているので、そのまま母の日の贈り物として活用できます。
注意点としては、写真の画質や選ぶレイアウト。できるだけ明るく、笑顔が写っている写真を選ぶと、より心が伝わるギフトになります。
日常の中に“家族の気配”を感じてもらえるこうしたグッズは、離れて暮らす家族にとっても安心感を与える存在になります。
昔の写真をデジタル化して残す方法
90歳のお母さんにとって、昔の写真は「人生そのもの」と言っても過言ではありません。でも、アルバムに閉じたままにしていると、色あせたり劣化したりしてしまいます。そこでおすすめなのが、「写真のデジタル化」というプレゼントです。
デジタル化とは、昔の紙の写真をスキャナーで取り込み、パソコンやスマホで見られるようにすること。最近では、専門業者にアルバムごと送るだけでDVDやUSBにしてくれるサービスも増えています。
お母さんが若いころの写真、家族旅行の写真、子どもたちの成長記録などをまとめて整理し、1本のDVDにして贈ると、「こんなにたくさん思い出があったんだ」と改めて感動してもらえます。
さらに、スライドショーとして音楽をつけたり、ナレーションを入れたりすれば、まるで自分の人生ドキュメンタリー。テレビを見る感覚で楽しんでもらえる映像作品に仕上がります。
写真の整理は時間がかかるので、ぜひ家族で協力しながら準備を。思い出を未来へつなぐこの贈り物は、世代を超えて感動を共有できる、とっておきの母の日プレゼントになります。
自宅で楽しめる出張マッサージや美容サービス
外出が難しい90歳のお母さんでも、プロのケアやサービスを自宅で受けられる「出張型ギフト」はとても喜ばれます。特に、出張マッサージや美容サービスは、「特別なひととき」をプレゼントできる人気の体験型ギフトです。
出張マッサージは、国家資格を持った施術者が自宅まで訪問し、肩こりや腰痛、足のむくみなどを丁寧にほぐしてくれるサービスです。ベッドに横になったまま施術が受けられるので、お母さんの体にも負担がかかりません。
また、美容室に行くのが大変なお母さんには、出張美容師による「訪問カット」や「お顔そり」もおすすめ。おしゃれが大好きだったお母さんなら、「きれいになってうれしい!」という気持ちが生き生きとよみがえるかもしれません。
こうしたサービスは、地域によって提供内容が異なる場合もあるので、事前に確認や予約が必要です。「施術後はとてもスッキリして元気が出た」と感動する高齢者の声も多く、身体だけでなく心も癒される体験になるでしょう。
近場のおでかけ・日帰り旅行のプレゼント
「母の日にどこかへ連れて行ってあげたい」と考えている方には、近場のおでかけや日帰り旅行のプレゼントがおすすめです。遠出は難しくても、無理のない距離の観光地や自然の中で過ごす時間は、日常とは違う特別な思い出になります。
たとえば、近所の温泉地での日帰り入浴とお食事プラン、植物園や季節の花が咲く公園でのピクニックなどが人気です。車いす対応の施設や、座敷ではなく椅子席のある食事処を選ぶことで、安心して楽しんでもらえます。
事前に旅程をパンフレットのように作って渡すと、「どこへ行くの?」「何を食べるの?」というワクワク感が高まり、当日までの時間も楽しみになります。もし可能であれば、孫やひ孫も一緒に連れて行くことで、家族のふれあいを強く感じてもらえるでしょう。
「思い出をつくる」という意味で、こうしたおでかけは非常に価値のある贈り物です。家族の笑顔に囲まれて、外の風に触れる時間は、心身ともにリフレッシュできる最高のプレゼントになります。
オンラインで楽しめる趣味・講座の提案
コロナ禍以降、急速に広まったのが「オンラインで楽しめる体験ギフト」。90歳のお母さんにとっても、家にいながら新しい趣味や学びに挑戦できるのは、大きな魅力です。
たとえば、「俳句教室」「歌のレッスン」「簡単な体操レッスン」など、高齢者向けに特化したオンライン講座も増えています。画面越しに先生や参加者と交流できることで、孤独感の解消にもつながります。
また、デジタルに不慣れなお母さんには、家族がサポートすることで参加のハードルを下げることができます。iPadやスマホを操作できるよう、事前に練習したり、簡単なマニュアルを用意したりすると安心です。
最近では「お孫さんと一緒に学べるオンライン教室」も人気で、世代を超えて一緒に楽しめるのが大きな魅力です。折り紙や手芸、塗り絵のワークショップなど、画面越しでも十分に楽しく過ごせます。
家にいながら「外の世界」とつながるこの体験は、お母さんの生活に新しい刺激と活力を与えてくれます。
お孫さんとのビデオ通話時間をプレゼント
遠くに住んでいて会いに行けない場合でも、母の日に「家族の顔が見える時間」を贈ることはとても素敵なアイデアです。その中でも、お孫さんとのビデオ通話は、お母さんにとって何よりの癒しになるでしょう。
高齢になると、家にこもりがちで孤独を感じやすくなりますが、画面越しにでも大切な人と顔を合わせて会話ができることで、心が明るくなります。特に、お孫さんの元気な声や笑顔は、元気の源です。
事前にビデオ通話の日時をカードや手紙で伝えておくと、「この日に楽しみがある」とワクワクしながら待ってもらえます。また、当日は歌を歌ったり、手作りのプレゼントを画面越しに披露したりと、工夫次第でとてもあたたかな時間になります。
ご家族の協力を得て、スマホやタブレットの使い方をサポートすることで、普段使っていないお母さんでも安心して参加できます。「また話そうね」と次の約束につながるのも、こうした時間の魅力です。
声を聞き、顔を見て、笑い合える。そんな小さな奇跡を届けられるのが、ビデオ通話のギフトです。
プレゼントに添える感謝のメッセージの力
どんなに素敵なプレゼントでも、それを「なぜ選んだのか」「どんな気持ちで贈ったのか」が伝わると、より深い感動になります。だからこそ、母の日のプレゼントには、短くてもいいので“感謝のメッセージ”を添えましょう。
たとえば、「お母さん、いつもありがとう。これからも元気でいてね」や、「あなたのおかげで、私も母として頑張れています」など、普段は照れくさくて言えない言葉も、この日だけは素直に伝えてみましょう。
手紙に書いて同封するのもいいですし、メッセージカードを商品に添えて贈るのもおすすめ。最近では、写真入りのカードや、手書き風フォントを使ったプリントカードなども人気です。
言葉には、物以上に人の心を動かす力があります。心からの「ありがとう」は、どんな高価なギフトよりも、お母さんの胸に響くものです。
まとめ
90歳という大きな節目を迎えるお母さんに贈る母の日のプレゼントは、「元気でいてほしい」という願いや「これまでありがとう」の気持ちがたくさん詰まった特別なギフトです。年齢を重ねた今だからこそ大切にしたいのは、体への配慮や心の安らぎ、そして一緒に過ごす“時間”です。
プレゼントとしては、やわらかくて食べやすいスイーツや栄養バランスのとれた食品、癒しを届けるマッサージ器やお花、そして思い出を形にした写真ギフトなど、選択肢は豊富です。なによりも大切なのは、「お母さんを想う気持ち」がしっかり伝わること。
遠くに住んでいても、ビデオ通話や手紙、写真入りのオリジナルグッズで気持ちはしっかり届けられます。「ありがとう」「会いたいね」という一言が、きっと何よりのプレゼントになるでしょう。
90歳のお母さんに贈る母の日は、家族の絆を再確認し、思い出と感謝を共有できるかけがえのない一日です。今年は心に残る素敵なプレゼントを選んで、お母さんにとびきりの笑顔を届けてみてはいかがでしょうか?
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